BTS テヒョンと美術について。ゴッホヒョン!

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こんにちは(なんかいい挨拶ないかな…)!

私の住んでいるところ、今日すご~~く寒いです。みぞれみたいなのも降ってきて。慌てて洗濯物をとりこんだところです。お米をといで、炊飯のスイッチを押したからいまはお部屋の中にお米の良いかおりがします(お餅みたいな)。

でもやっぱり晴れている方が気分も良いですよね。ロンドンに住む叔父が、「ロンドンはいつも曇っているからすこし憂鬱だよ。」と言っていました。イギリスでは世間話に天気の話題が定番だ、なんてことも聴いたことがありますが。そういう意味では、日によっては遠くまで突き抜けるような青空をみることのできるこの場所は私にはぴったりかもしれません。

さて、今日は昨日の記事でお伝えした通りBTSのメンバー、キムテヒョンくんの美的感覚というか美的嗜好を紐解いていきたいと思います。半ば私にとってメモのような、記事になるかもしれません。

私は昔から美術が好きです。小学生・中学生のころは美術が最も好きな科目でした。いつも美術のある曜日が楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。そんな美術好きはいまも続いていて、よく画集やら本などで絵画をながめたり、小さいながらも落ち着く雰囲気のある地元の美術館にはよく足を運びます。西洋美術が特に好きで、宗教画も静物画も全部好きです(ちなみに一番好きな画家は、フェルメールです)。

でも、美術史を知らなくても画家の名前を知らなくても楽しめるのが「美術」だと思います。やっぱり個人には自分の「美しいと感じるもの」の感覚があるから、好き嫌いは当然のことで、なんとなくフィーリングで「あ、この絵好きだな」とか「この筆遣いがとても魅力的だ」とか。そう感じたらもうそこで美術を楽しんでいるのです。

また前置きが長くなった…。

本題に入りましょう。ここではテヒョンくんが過去に発言したり、書いたり、したものの中から彼が好きな「アート」を紹介していきます。これをきっかけに、「あ、テヒョンくんが好きな画家の展覧会だ。行ってみよう」なんて美術館に行くことがあれば、なんて素晴らしいことなのでしょう。


フィンセント・ファン…

ゴッホ!!!!

彼がゴッホについて発言した情報を時系列に見て行こうと思います。まず初めに、ゴッホです。ゴッホヒョン!これはきっと知ってる方も多いと思います。テヒョンくんがゴッホのファンだというのは、いろいろなところで発言していますし、テヒョンくんのホームマスターもバースデープレゼントでゴッホ関連のものを選んでいますよね。

KCON in Paris

まずはじめに、2016/06/02までさかのぼります。今から一年以上前のことになりますが、防弾少年団がKCON in Parisということでフランスのパリにいたときです。

ちなみにそれが放送された6月14日の映像がコチラ↓

youtu.be

そのパフォーマンスを収録した日、6月2日にテヒョンくんとジミンちゃんが楽屋かな?そこからぶいえぷ(VLIVE)をしました。その中で、テヒョンくんはパリについてこんな発言をしています。

V LIVE – BTS Live in Paris

――僕はパリにすごく行きたかったんですよ。なぜかっていうと、有名な映画で「Midnight in Paris」というのがあります。これが名作の中の名作ですが、僕はあれを見てパリの街をすごく歩きたくて、パリに行きたかったんですが――…

ここでテヒョンくんが言っている「ミッドナイトインパリ」という作品は、私も大好きな映画の一つで2011年に制作され第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞しました。

この作品に登場するヒロイン、イネスという女性をレイチェル・マクアダムスが演じています。

去年BTSとしてAMAsに招待された時メディアのインタビューの中で「あなたのセレブリティークラッシュは?」(つまり有名人で想いを寄せてる=好きなのは?的な意味だと…)という質問に対して、テヒョンくんは彼女の名前をあげました。

Boys of BTS Tease 2017 American Music Awards Performance | E! Live from the Red Carpet – YouTube

『アメリカ人ではないけれど、リリー・コリンズ、レイチェル・マクアダムスが好きです』というような感じで。

ちなみにジミンちゃんもレイチェル・マクアダムスをあげていたから、テヒョンくんの影響でミッドナイトインパリを観たのかな?と考えたりもします。

彼女はジョングクもおすすめしていた「アバウトタイム」という映画にも出演しています。

もしかしたらそれかな(フェスタ履歴書でテヒョンくんがジミンちゃんにすすめていた作品でもある)?

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ミッドナイトインパリ、観たことが無い方、ぜひご覧ください!!!あのパリの、湿った空気感とある意味の気だるさみたいなものがあって、パリに行ってみたくなります(本当に行きたい~!!)。

で!

ここで言いたいことは、ミッドナイトインパリのポスターの背景がゴッホの「星月夜」だということです。

きっと、テヒョンくんはこの映画のポスターでゴッホの作品を意識し始めたのではないか?と思います。

邦題で、カタカナ表記になると一気にダサくなるのは置いといて…すごく素敵なポスターですよね。これに、心奪われたのではないかなあと推測します。


non・noインタビュー

そして、KCON以降のゴッホ発言は、同6月ペンカフェの中で星月夜について少し触れたようですが(ドビュッシーの月光も)…それは割愛します

2017年8月号のノンノのインタビューの中で、テヒョンくんはこう発言しました。

フィンセント・ファン・ゴッホは僕が一番好きな画家。今年の1月に初めて「星月夜」という作品を見て、とても感動したんです。それ以来ニューヨークやシカゴの美術館に足を運んで、部屋にも絵を飾っています。

ここでの「今年の1月」というのは、2017年1月のことだろうと思うので私の推測とはじゃっかんズレが生じていますが、、、このへんはよくわからない。ここで作品紹介です。

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♢星月夜 Starry Night(1889)

―油彩、ニューヨーク近代美術館

宿舎のお部屋にも。

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ホームマスターからのプレゼントにも。

テヒョンくんが訪れたというニューヨーク近代美術館は、MoMA(モマ)という名前でも親しまれています。ピカソやモンドリアン、アンディ・ウォーホルなどモダンアートが集結している人気で有名な美術館です。

去年の3月26日、wingsツアーで訪れたニューヨーク(ニューアーク)でMoMAに行き、アートを楽しんでいるテヒョンくんが目撃されていましたね(記憶によればホームマスターからチケットをもらったとか?)。

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その後、ツイッターでもMoMAにある星月夜と対面した様子をアップしました。とても良い写真だ~~~~~!!!

MoMAのほかに、シカゴ美術館にも行っていたようです。

♢ファンゴッホの寝室(第2バージョン)(1889)

♢自画像1887年春

の前で写真を撮っていましたね~!!!


an・an インタビュー

an・anの2057号のインタビューでこう答えています。

――「星月夜」という作品に一目ぼれして以来、ファンになりました。家には6枚の絵を飾っています。画集も1冊、日本に持ってきました。見ていると癒されるんです。最近はほかの画家にも興味が出てきました――…

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画集を日本に持ってくる、ってすごくないですか!?きっと重いだろうに!なんの画集を見ているのか、気になるところです。見せて~~~!

星月夜以外にも、目撃されていた姿でテヒョンくんが熱心に見ていた作品を紹介します(シカゴ美術館も含む)。。。

私もどれも本当に好きな作品です…


その他

♢睡蓮(睡蓮の池に映る雲)(1920)

―クロード・モネ

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200×425cmと、すごく大きな作品です。モネは、たくさんの睡蓮を何枚も描きました。それが全世界に展示されています。モネは、印象派の画家で印象派のなかでも特に有名で印象派の代表と言えるでしょう。「散歩、日傘をさす女」や「ラ・ジャポネーゼ」など有名ですね。私はモネの色の使い方によって生まれる「淡さ」がすごく好きです。

♢赤のアトリエ L’Atelier Rouge(1911)

―アンリ・マティス

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フォービスム、野獣派のひとりです。

マティス!!!!

私すごくマティスが好きなんですよ。なんでかって、この赤!激しい原色と、平面的な構図。マティスの頭の中をのぞいてるようで、なんだかソワソワします。マティスの絵を見ると、心の中の情熱的な部分がふつふつと燃えるような感覚になります。まさに野獣派です。

自然をこよなく愛し「色彩の魔術師」と謳われ、緑あふれる世界を描き続けた画家であった。彫刻および版画も手がけている

アンリ・マティス – Wikipedia

高校の時、美術を選択してマティスの「赤いハーモニー」を模写しました。マティスは激しい色使いでコントラストがはっきりしているのでインテリアとしてもアクセントになると思います。おしゃれ。

♢私と村 I and the Village(1911)

―マルク・シャガール

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出た~~~シャガール!!!!!!!

私、シャガールに去年くらいから惹かれています。はじめ、ダークな影の部分を感じたり、独特な暗さがどうも苦手であまり好きではありませんでした。

しかし、シャガールの「青」の使い方と、流れるような人間の姿の素晴らしさに気が付きました。この私と村、という作品はシャガールで最も有名な作品だと思います。

村、ということでシャガールが育った農村の空間がキュビズム技法を使って描かれています。これ、なかなインパクトありますよね。

奥にある教会の十字架が目を引きます。平面の中に遠近感がある作品です。ちなみに、次の記事で書きますがテヒョンくんはシャガールも好きだと後に発言しています。

わかってるね~~~~~~!!!!!!!!

テヒョンくんはMoMAで、この作品を顎に手をあてて熱心に鑑賞していたけど、なにを思ったんだろうか?ぜひ聞いてみたい。

なぜシャガールが好きなのか。

ひとつ気になるのは、奥にいるバイオリンを弾いている女性がなぜ逆さまに描かれているのかということです。みればみるほど不思議な作品で引き込まれていきます。シャガールすごい。ちなみに、私の今年のカレンダーはシャガールです。

シャガールが描く人間の「流れ」の描写が好きすぎる。

♢グランド・ジャット島の日曜日の午後(1886)

―ジョルジュ・スーラ

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スーラは、新印象派、ポスト印象派の画家です。印象派が好きな人は、ほとんどスーラを好むというイメージさえあります。私もスーラが大好きで、財布もスーラの絵が描かれたものを使っています。

スーラの魅力はなんといっても、

点描です!!!!

こちらの作品も、全て小さな点で描かれています。点描でありながら、この光の加減と奥行き。その場の空気が伝わってくるようです。

水面の輝きとかなんでこんなにキレイなんでしょう???

実物観たら泣いてしまいそうです…ちなみにこの作品はMoMAではなくシカゴ美術館にあります。

♢花咲くアーモンドの木の枝(1890)

―フィンセント・ファン・ゴッホ

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これは有名です!!!!!

これは、テヒョンくんの宿舎のお部屋に飾られているのが確認できます(今は宿舎引っ越したから謎)。ベッドの上の壁にクリムトの「接吻」と共にこれが飾られていました。

センス良い。

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この作品に関しては素敵なエピソードがあります。ここでは書きませんが、そのエピソードもこの作品のファンが多いことの理由であるような気がします。

背景の青、ほんとうに綺麗ですね。そしてここで書かなければいけないのは、日本の浮世絵の影響です。ゴッホは日本の美術に強く影響を受けた一人として知られています(それが日本でゴッホが人気な理由でもあるかも)。

アーモンドの木を描いているけど、梅とか桜のようにも見えるしなによりも枝の輪郭などに浮世絵と同じ何かを感じます。でも、クリーム色とか背景のブルーとか、淡い色も混ざっていて「和洋折衷」って感じがしませんか?

私は初めて見たときにそう感じました。

この作品はいつか必ず本物をみたいです。


自分の名前をゴッホと名乗る

もうひとつ、VLIVEのボンボヤのひとこま。防弾少年団が訪れたハワイで、ショップのお姉さんに名前を聞かれ「フィンセント・ファン・ゴッホです」といたってマジメな表情で答えるテヒョンくん。お姉さんの表情…そしてテヒョンくんは、ゴッホのことをゴッホヒョンって呼ぶこともあるよ。

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絵を描くのが新しい趣味

テヒョンくんは、BBMAsアメリカのメディアのインタビューで…『my new hobby is drawing』と答えていた。そしてはにかみながら頑張って描いたゴッホの絵をすこし恥ずかしそうに見せる彼の姿といったら…!!!!!守りたい!!!!!!その笑顔守りたい!!!!(号泣)

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↓こちらそのインタビュー映像(注目は3:20~)

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私の記憶では、ボンボヤのどっかの中で絵が上手いジョングク(マンネ)に「絵を教えて」とか言ってたような…可愛い!!!!!!😢


すんごい長くなったし、また記事の容量が重すぎるのですが最後まで読んで下さってありがとうございます。

これも、本当はテヒョンくんが言及したアーティスト全てを紹介するつもりでしたが無理でした…!

書きたいことがありすぎる。

次回、他の画家やフォトグラファーについても紹介しようと思います。

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ーおめらすー